• 噛み合わせの左右差は歯だけの問題ではありません|顔・筋肉・脳までつながる話

    2026年1月26日

    東京 目黒区 噛み合わせ、咬合専門歯科

    元神奈川歯科大学 咬合違和感症外来非常勤講師

    が、

    顔のゆがみ、筋肉バランス、脳との関係をわかりやすく解説します。
    「噛み合わせが悪いですね」と言われると、

    多くの方は歯並びや歯の当たりを思い浮かべるのではないでしょうか。

    しかし実際には、

    噛み合わせの左右差は、歯だけの問題ではありません。

    顔の筋肉の使い方、顔の左右差、

    さらには脳の働き方にまで関係していることが、

    歯科医学の研究からも分かってきています。

    噛む動きは「歯」だけで行われていない

    私たちは噛むとき、

    歯だけで噛んでいるわけではありません。

    実際には、

    ・あごの筋肉

    ・こめかみの筋肉

    ・口のまわりの筋肉

    ・舌やのどの周囲の筋肉

    といった多くの筋肉がチームとして働いて、

    噛む動きを作っています。

    噛み合わせの左右差は「筋肉の使い方の差」を生む

    噛み合わせに左右差があると、

    無意識のうちに

    ・片側ばかりで噛む

    ・片側の筋肉だけが緊張し続ける

    という状態が起こります。

    これは「癖」や「意識」の問題ではなく、

    体の反射や神経の働きによって自然に起きていることです。

    筋肉は「いつもの使い方」を覚えてしまう

    筋肉はとても正直です。

    ・よく使われる側 → 硬くなりやすい

    ・あまり使われない側 → 弱くなりやすい

    この状態が続くと、

    顔の見た目にも少しずつ影響が出てきます。

    顔の左右差は、骨より先に「筋肉」から起こることが多い

    顔のゆがみというと、

    骨格の問題を想像される方が多いかもしれません。

    しかし実際には、

    最初に変わるのは筋肉であることがほとんどです。

    例えば、

    ・口角の高さが違う

    ・頬の張りに左右差がある

    ・フェイスラインが左右で違う

    こうした変化は、

    筋肉の使われ方の差が大きく関係しています。

    噛み合わせの情報は「脳」にも届いている

    噛むときの情報は、

    歯や筋肉から神経を通じて脳に送られています。

    左右で噛み方が違うと、

    脳に届く情報にも左右差が生まれます。

    脳は本来、

    左右バランスのとれた情報を好みます。

    そのため左右差が続くと、

    ・なんとなく疲れやすい

    ・集中しづらい

    ・体が緊張しやすい

    といった、

    はっきりしない不調につながることもあります。

    噛み合わせは「力」より「感覚」が大切

    噛み合わせというと、

    「強く噛めているか」を気にされる方も多いですが、

    実は重要なのは、

    力の強さではなく、感覚のバランスです。

    噛むたびに、

    歯やあごからたくさんの情報が脳に送られています。

    その情報が左右で大きく違うと、

    脳は常に調整を続けなければなりません。

    まとめ

    ・噛み合わせの左右差は歯だけの問題ではありません

    ・筋肉の使い方が変わり、顔の左右差につながります

    ・その情報は脳にも届き、体全体のバランスに影響します

    噛み合わせを整えることは、

    歯だけでなく、顔や体全体を整えることでもあります。

    気になる症状がある方は、

    一度「噛み合わせを全身の視点」で考えてみることをおすすめします。