• 不定愁訴とは何か

    2026年1月26日

    原因不明の不調と「噛み合わせ」の関係

    検査では異常なし…でも不調が続いていませんか?

    東京 目黒区 顎関節専門医、噛み合わせ、咬合専門歯科が解説

    不定愁訴とは何か

    原因不明の不調と「噛み合わせ」の関係

    検査では異常なし…でも不調が続いていませんか?

    集中できない、気分が晴れない、頭が重い、なんとなくしんどい。

    このような原因不明の不調が続いているのに、病院では

    「特に異常はありません」

    「ストレスかもしれませんね」

    と言われてしまう。

    こうした状態は、医学的に

    不定愁訴(ふていしゅうそ)

    と呼ばれます。

    不定愁訴は「気のせい」ではありません。

    そして近年、歯科の視点からも注目されるようになっています。

    不定愁訴の原因は「一つではない」

    不定愁訴とは、

    • 明確な病名がつかない
    • 検査では異常が出ない
    • しかし生活の質が確実に低下している

    という状態です。

    不定愁訴の原因は、

    ストレス・自律神経・生活習慣など

    一つに特定できるものではありません。

    その中の一つとして、

    「噛み合わせ」や「噛み方の癖」

    が関係しているケースがあります。

    認知機能や気分は「脳幹」で調整されている

    私たちの集中力や気分の安定は、

    脳の奥深く、脳幹によって支えられています。

    その中にある

    青斑核(せいはんかく)

    は、

    • 覚醒レベル
    • 注意力
    • 集中力
    • 気分の安定

    を調整する重要な中枢です。

    この働きが乱れると、

    • 認知機能が落ちたように感じる
    • 集中が続かない
    • 気分が回復しにくい

    といった症状が現れやすくなります。

    覚醒の質が乱れると不定愁訴につながる

    覚醒は「高ければ良い」というものではありません。

    • 低すぎると:眠い・やる気が出ない
    • 高すぎると:緊張・不安・疲労感

    このバランスが崩れた状態が続くと、

    不定愁訴として自覚される不調につながります。

    青斑核は「噛み合わせ」の影響を受けやすい

    青斑核は、

    三叉神経からの刺激の影響を強く受けます。

    三叉神経は、

    • 噛む
    • 食いしばる
    • 歯を接触させる

    といった、口や顎の動きと密接に関係しています。

    そのため、

    • 噛みしめ癖
    • 片側噛み
    • 噛み合わせの左右差

    があると、

    脳への刺激が偏り、

    覚醒や自律神経のバランスが乱れやすくなる

    と考えられています。

    噛みしめ・食いしばりと自律神経の関係

    慢性的な噛みしめは、

    自律神経を「戦闘モード」に近づけます。

    その結果、

    • 頭が重い
    • 休んでも疲れが取れない
    • 気分が落ち込みやすい

    といった症状が、

    原因不明の不調として現れることがあります。

    不定愁訴は「病気ではないが正常でもない」

    不定愁訴は、

    • 病気ではない
    • しかし健康とも言い切れない

    というグレーゾーンにあります。

    この領域では、

    体の末端から脳へ入る刺激の質

    がとても重要になります。

    噛み合わせや噛み方は、

    毎日、無意識のうちに

    脳へ影響を与え続けています。

    これは「治療」の話ではありません

    誤解してほしくないのは、

    「噛み合わせを治せば、すべて良くなる」

    という話ではないということです。

    大切なのは、

    • 無意識の力に気づくこと
    • 左右差を自覚すること
    • 体のバランスを見直すこと

    気づきが、改善への第一歩になります。

    こんな不調がある方は一度ご相談ください

    • 不定愁訴が長く続いている
    • 認知機能が落ちたように感じる
    • うつっぽさが抜けない
    • 噛みしめ・食いしばりを指摘されたことがある

    当院では、

    噛み合わせだけでなく、

    噛み方・力の入り方・左右差を総合的に確認します。

    原因不明の不調の背景に、

    口腔からの刺激の偏りが関わっていないか。

    その可能性を一緒に整理していきます。

    まとめ|不定愁訴と噛み合わせの関係

    • 不定愁訴は気のせいではない
    • 原因不明の不調には複数の要因がある
    • 噛み合わせは脳幹や自律神経に影響する
    • 体と脳は深くつながっている