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【シリーズ第3回】噛み合わせの左右差と認知機能
2026年1月26日集中できない・頭が回らないと感じる本当の理由
最近、こんな感覚はありませんか?
- 集中力が続かない
- 頭の回転が遅くなった気がする
- 考えがまとまらない
- 疲れていないのに脳が重い
年齢やストレスのせいだと思っていても、
検査では特に異常が見つからない。
このような認知機能が落ちたような感覚は、
実は噛み合わせの左右差が関係していることがあります。
認知機能は「脳全体」で働いている
認知機能とは、
- 情報を処理する
- 注意を向ける
- 判断する
- 記憶を使う
といった、日常生活に欠かせない脳の働きです。
これらは脳の一部分だけでなく、
脳全体のネットワークによって支えられています。
その土台を整えているのが、
脳幹の働きです。
脳幹は「脳の土台」を支えている
脳幹は、
- 覚醒レベル
- 注意の入りやすさ
- 情報処理の安定性
を調整しています。
この調整がうまくいかないと、
- 集中が途切れやすい
- 処理速度が安定しない
- 認知機能が落ちたように感じる
といった状態になりやすくなります。
噛み合わせの左右差とは何か
噛み合わせの左右差とは、
- 片側ばかりで噛んでいる
- 片側の歯だけが強く当たる
- 顎の動きに左右差がある
といった状態を指します。
多くの方は、
自分に左右差があることに気づいていません。
しかし、左右差は
日常の中で無意識に固定されていきます。
左右差のある刺激が脳に与える影響
噛む動作による刺激は、
三叉神経を通じて脳へ伝わります。
左右どちらか一方に偏った刺激が続くと、
- 脳への入力がアンバランスになる
- 覚醒の調整が乱れやすくなる
- 情報処理が安定しにくくなる
と考えられています。
これは、
「片方のスピーカーだけ音が大きい状態」
に例えられます。
認知機能が落ちた「気がする」理由
噛み合わせに左右差がある方では、
- 処理速度が安定しない
- 集中力の波が大きい
- すぐ疲れてしまう
といった傾向が見られることがあります。
重要なのは、
これは能力の低下ではないということです。
脳がサボっているのでも、
老化が急に進んだわけでもありません。
脳の回転数が安定していない
という状態に近いのです。
噛み合わせの左右差と疲労感の関係
左右差のある噛み方は、
- 咬筋の使い方に偏りが出る
- 首や肩の緊張が左右で変わる
- 姿勢にも影響が出る
といった連鎖を引き起こします。
これが続くと、
- 脳が無意識に補正を続ける
- 疲労が抜けにくくなる
- 集中が持続しなくなる
という状態につながります。
なぜ自覚しにくいのか
噛み合わせの左右差は、
- 痛みがない
- 見た目に分かりにくい
- 生活に「慣れてしまう」
という特徴があります。
そのため、
「なんとなく不調」
「説明できない違和感」
として感じられることが多いのです。
歯科でできること・できないこと
ここで大切なことがあります。
この記事は、
「噛み合わせを治せば認知機能が回復する」
という話ではありません。
歯科でできるのは、
- 噛み方の偏りを評価する
- 力の入り方を確認する
- 左右差に気づくサポートをする
ことです。
気づくことが、
改善へのスタート地点になります。
こんな方は一度ご相談ください
- 認知機能が落ちたように感じる
- 集中力が続かない
- 片側で噛む癖がある
- 噛み合わせに違和感がある
当院では、
歯だけを見るのではなく、
噛み方・顎の動き・左右差を総合的に確認します。
原因不明の不調の背景に、
噛み合わせの左右差が関係していないか。
その可能性を一緒に整理していきます。
まとめ|噛み合わせの左右差と認知機能
- 認知機能は脳幹の影響を受けている
- 噛み合わせの左右差は刺激の偏りを生む
- 集中力低下は能力の問題ではない
- 気づくことが改善の第一歩