-
顔の歪みは、体と脳からのやさしいメッセージ
2026年1月18日― 咬み合わせ・脳・老化をつなぐ最新研究が示す真実 ―
鏡を見たとき、
「なんとなく左右が違う気がする」
「昔より歪んできたかも…」
そんな小さな違和感に、心がざわついた経験はありませんか?
特に女性の患者さんは、
写真に写った自分の顔に落ち込んだり、
何気ない一言に深く傷ついたりすることも少なくありません。
そのお気持ち、臨床に長く向き合ってきた私には、痛いほどよくわかります。
ですが、今日はひとつだけ大切なことをお伝えしたいのです。
顔の歪みは、あなたを責めるものではありません。
それは、**体と脳があなたを守ってきた「記録」**なのです。
噛み合わせは「脳のスイッチ」
「噛む」という動作は、
単に食べ物を砕くためだけのものではありません。
- 咬筋
- 側頭筋
- 顎関節
- 歯根膜
- 筋紡錘
これらからの情報は、すべて三叉神経を通って脳へ届きます。
そして最終的にたどり着くのが、脳幹にある**青斑核(LC)**です。
青斑核は、
- 集中力
- 覚醒
- 記憶
- 感情
- 自律神経
これらをまとめて調整する、いわば脳の中枢スイッチ。
つまり――
噛み合わせは、脳の操作盤。
毎日の心と体の状態に、深く関わっているのです。
顔の歪みがあると、脳はがんばっている
近年の研究では、顔の左右差がある人ほど、
- 咬筋の働きに左右差がある
- 瞳孔の大きさが左右で異なる
- 認知機能が低下している
という結果が示されています。
さらに、噛み合わせを整えることで、
- 瞳孔の左右差が減少
- 集中力が向上
- 認知機能が改善
といった変化も確認されています。
これは単なる「見た目の問題」ではありません。
脳の覚醒バランスが崩れているサインなのです。
顔の歪みは「適応」の結果
ここで、最も大切なことをお伝えします。
顔の歪みは欠点ではありません。
それは、
あなたの体と脳が、
長い時間をかけて、
あなたを守るために選び続けてきた「適応」の結果です。
痛み、緊張、噛み癖、姿勢、ストレス――
すべてに意味があります。
美筋形成は「脳のリハビリ」
私が行っている美筋形成は、
単に顔を整える施術ではありません。
流れを整理すると、こうなります。
- 筋肉が本来の位置に戻る
- 三叉神経からの入力が整う
- 青斑核(LC)の働きが整う
- BDNFが回復する
- 海馬・前頭葉が活性化する
つまり――
顔を整えることは、脳を整えること。
実際、多くの方がこうおっしゃいます。
- 「顔より先に、頭がすっきりした」
- 「気持ちが落ち着いた」
- 「疲れにくくなった」
これは偶然ではありません。
老化・噛めなさ・顔の歪みは一本の線
動物実験では、
三叉神経を片側切断しただけで、
- 海馬
- 前頭葉
のBDNFが低下することが確認されています。
BDNFが下がると、
- 記憶力
- 判断力
- 感情の安定
が弱くなります。
歯が減る
噛めなくなる
顔が歪む
元気がなくなる
思考が鈍る
これらは、すべて同じ一本の線上にあります。
顔の左右差に悩むあなたへ
顔の歪みに悩む方へ、私はいつもこうお伝えしています。
「その歪みは、
あなたの体と脳が、
ずっとあなたを守ってきた証なんですよ」
大切なのは、
左右差をゼロにすることではありません。
あなたが
- 楽になる
- 呼吸が入りやすくなる
- 目が開く
- 心が落ち着く
その方向へ整えていくこと。
整うとは、均一になることではなく、
“自分を取り戻すこと”なのです。
まとめ|顔を整えることは、人生を軽くする医療
- 顔を整えることは、脳を整えること
- 噛み合わせを整えることは、人生を軽くする医療
- 顔の歪みは、責めるものではなく「入口」
どうか、ひとりで抱え込まないでください。
あなたの体と脳は、
これまでずっと、
そしてこれからも――
あなたの味方です。