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顎関節症が原因で起こる顔の歪み|咬筋肥大・顔面非対称・下顎後退を図で解説|野澤歯科 Oral & Facial Care Center
2025年11月28日顎関節症は「口が開きにくい」「顎が痛む」などの症状だけでなく、
顔の歪み・フェイスラインの左右差・エラ張りといった“見た目”にも大きな影響を及ぼすことがあります。
特に、
- 片側噛み
- 歯ぎしり・食いしばり
- 顎関節の炎症
などが続くと、筋肉のバランスが崩れ、気づかないうちに顔貌が変化してしまうことも少なくありません。
本記事では、野澤歯科 Oral & Facial Care Center が実際の臨床でよくみられる
「咬筋肥大」「顔面非対称」「下顎後退症」
について、図を用いてわかりやすく解説します。
顎関節症による顔の変化が気になる方、左右差の原因を知りたい方はぜひ参考にしてください。
■ 咬筋肥大(エラ張り・片側噛みのクセ)

【特徴】
片側で噛むクセや歯ぎしり・食いしばりにより、咬筋が肥大してフェイスラインが角ばって見える状態です。
【主な原因】
- 片側で噛むクセ
- 歯ぎしり
- 食いしばり
- 顎関節の炎症による代償運動
咬筋はものを噛むときに最も働く筋肉のため、使い過ぎると肥大し、
左右差やエラ張りとして外見へ現れます。
■ 顔面非対称(左右のアンバランス)

【特徴】
片側の顎関節・咀嚼筋への負担が積み重なると、顎の位置が偏り、顔がゆがんで見えることがあります。
【主な原因】
- 下顎頭の吸収や癒着
- 片側咀嚼筋の肥大
- 顎の偏位による骨格バランスの崩れ
顎関節症に伴う筋バランスの乱れは、
目の高さや口角の位置、フェイスラインの左右差
として目立つことがあります。
■ 下顎後退症(顎が後ろに下がる)

【特徴】
顎が後方へ引っ込んだ状態で、口元が前に出たように見えたり、二重あごが強調されることがあります。
【主な原因】
- 両側下顎頭の吸収
- 顎関節の慢性的な炎症
- 開口筋の緊張による下顎の後退
見た目の問題だけでなく、
嚥下・発音・呼吸への影響も起こりやすい症状です。
■ 早期の診断をおすすめします
上記のような症状は、
顎関節・咀嚼筋・骨格の問題が複合的に関係していることが多く、
見た目だけでは原因を判断することはできません。
野澤歯科 Oral & Facial Care Center では、
顎関節症の精密検査と、顔の変化を含めた総合的な診断・治療を行っています。
▶ 顎の痛みや顔の左右差が気になる方は、一度ご相談ください。