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治らない痛み・咬合違和感に対する「音楽療法」の新しい可能性 2024 顎関節学会講演から
2025年11月28日東京目黒区、顎関節専門、口腔顔面痛専門 歯科 野澤歯科では、「薬では治らない痛み」や「咬合違和感(噛み合わせの不快感)」に悩む患者さんへ、音楽療法を用いた新しいアプローチを行っています。今回、その効果について顎関節学会で発表しました。
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■ 慢性の“治らない痛み”とは?
慢性疼痛は数か月〜数年続く治りにくい痛みで、薬や理学療法でも改善しないケースが多くあります。
特に顎関節症や咬合違和感の患者さんでは、臨床所見と痛みの強さが一致しないことも少なくありません。
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■ 音楽療法が痛みへ作用する理由
研究では、慢性痛では脳内ネットワークの切り替えがうまくいかなくなることが指摘されています。
音楽はこの脳機能に作用し、痛みに意識が縛られる状態をゆるめる効果が期待されます。
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■ 今回の音楽療法の方法
対象となった患者13名に対し、以下の方法で音楽療法を実施しました。
• ピアノ生演奏(1回30分 × 3回/2週間おき)
• 演奏に集中できる“静音の個室空間”を用意
• 使用楽器:BOSTON(スタインウェイ社)
• 施術前後で会話を行い、リラックス状態を確保
• 痛みの評価はVASで比較
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■ 結果:治らない痛み・咬合違和感が軽減
以下の患者群すべてで痛みの軽減が確認されました。
• 帯状疱疹後神経痛
• 咬合違和感を伴う慢性顎関節症
• 咬合違和感を伴わない慢性顎関節症
特に、音楽療法の回数が増えるほど、痛みを気にする日が減少する傾向が見られました。
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■ まとめ:非侵襲で副作用のない“音楽療法”という選択肢
薬が効かない、治療しても改善が乏しい慢性痛・咬合違和感に対して、
音楽療法は試みる価値のある新しいアプローチと言えます。
今後も、顎関節専門野澤歯科では「治らない痛み」に苦しむ患者さんに対し、
**医療と音楽を融合した“やさしい治療”**を追求していきます。